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司法試験の合格率 いまが一番弁護士になりやすい? 女性弁護士になろう

司法試験の合格率 いまが一番弁護士になりやすい?

司法試験はもはや難関試験ではない、かもしれない。司法試験の合格率はとても高いんです。

 

2024年は7月10日から司法試験の本試験が始まっています。受験生のみなさんは、学部や法科大学院、あるいは独学で勉強してきたことの集大成をしっかりと試験委員に見せつけて合格を勝ち取ってくださいね!応援しています。

さて、今回は、昨今の司法試験の合格率についてみていきたいと思います。

司法試験というと、昔から難関試験の代表格のように思われてきました。でも、最近はそうでもないかもしれません。

と発表されました。このうちどれくらいが合格すると思いますか?

2023年実施の司法試験の結果(法務省発表)を見ると、受験予定者が4,165人、うち実際に受験して採点でされた人が3,897人でした。さて、このうちどれくらいが合格したと思いますか?

合格者がなんと1,781人です。

45.7%の人が合格です。

ざっくり言って半数なんですね。数%という極めて低い合格率だったのは今は昔のこと。現在は、司法試験は比較的簡単な国家試験となっています!

進路に迷っている皆さん、法曹に興味があるけれどいま一歩踏み出す勇気がない皆さん、(もちろん、女性も男性も)今がチャンスですよー。

なぜ司法試験の合格率が高くなっているのか。

 

昨今の合格率の高さは、

1.合格者数が高めに維持されていること

2.それにもかかわらず志願者数が低下していること

が理由です。

司法制度改革以後弁護士の数は増え続けています。過疎地の弁護士数を増やすというミッションやインハウスを増やすというゴールはそれなりに解消されたといえますが、それでもまだ弁護士の数は増え続けているんですね。海外と比べると日本の弁護士数は圧倒的に少ないので、もっともっと増やして誰でもどこでもアクセスできるようにしようという方向性なのでしょう。

他方で、志願者数は低下しています。合格者数が高めに設定され弁護士数が増え続けた結果、弁護士の地位や年収にそれほどのレア感・うまみがなくなったからでしょう。2024年実施の司法試験の受験予定者数も、2023年から少し減っているようです。

合格率が高いいまこそ、女性に司法試験をおすすめします!

 

合格率が上がっているということは資格を取りやすいということです。

そして、昔ほどのうまみがないとしても、一生使える国家資格であるに変わりがないので、様々なライフイベントに影響を受けやすい女性のみなさんにはやはり司法試験がおすすめです。

もちろん最近は男性の家事・育児能力も高いし、家族のあり方、パートナーシップのあり方も固定的ではないので、女性だけがライフイベントに振り回される時代ではありません。でも、そうは言っても、毎月お腹が痛くなったり、年齢に応じてホルモンバランスが変わったり、、、やはりそれなりのディスアドバンテージはありますよね。司法試験のような強めの資格を取っておくことは、どんなライフイベントが訪れるとしても、絶対に未来の自分を助けることになるはずです。

また、弁護士の全体数は増えているのですが、コチラの記事で書いたように、女性弁護士はまだまだ少ないです。弁護士全体が飽和状態になっているとしても、女性弁護士に関してはまだまだニーズがあるといえるでしょう。一般企業に勤めるにしても、弁護士資格を保有していることは大きな強みとなります。女性役員を増やそうという動きも活発ですから、ご自身が想定しないほどの出世をする可能性もあるかもしれません。

 

 

 

 

 

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