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司法試験本番の緊張を乗り越える方法 女性弁護士になろう

司法試験本番の緊張を乗り越える方法

「本番ですごく緊張してしまうんです。どうしたら緊張しないようになれますか。」

このお悩み、受験生から相談されることがとても多いです。
実際に、緊張のあまり具合が悪くなり試験を途中棄権した受験生を知っています。その人は、試験会場の椅子に座ると激しい腹痛に襲われてしまい、途中で耐えられなくなって会場を飛び出してしまったそうです。

緊張しすぎてしまう人の問題点

どうしたら緊張しないようになれるか。
これに対する科学的な答えを持っているわけではありませんが、緊張しすぎてしまう人に緊張状態に陥ったときのことを聞くと、たいてい2つの問題点が浮き彫りになります。

緊張しすぎてしまう人の問題点
1つめは、準備不足
2つめは、理由のない期待

まず、1つめの準備不足というのは、勉強や演習が不十分な状態のことです。技術的な準備不足状態で本番に挑む場合、合格するのは難しいですよね。

でも、人というのは不思議なもので、合格ラインに達していないから合格できないだろうという自覚がありながらも、もしかしたらまぐれで運良く合格するかもしれないという期待を抱いてしまうようです。
これが2つめの問題点、理由のない期待です。準備不足で試験に挑んでいるのにいい結果をちょっと期待しちゃうんですね。
この期待の度合いが大きい人が、緊張してしまう人のようです。

はたからみると、ちゃんと準備していないのに良い結果を期待しているお調子者、というだけですが、緊張する人はお調子者である自覚がありません。理由なき期待の度合いが大きいので、良い結果を思い描きつつ、同時に失敗しときの不格好さをおそれて「失敗したらどうしよう!」と真剣に考えてしまうのです。
いやいや、準備不足なら当然失敗するでしょうが、っていうはなしなんですが、当の本人はワンチャンあるかもと真剣に思っているので、「うまくいくかも、失敗するかも、うまくいくかも、失敗するかも!」とドキドキして冷静ではいられなくなっているのです。

司法試験本番の緊張を乗り越える方法

冒頭の相談に対する答えとしては、
「これだけ準備したから合格するはずだ」という確信・自信を持てるほどに準備して試験に挑むこと、
そして、理由のない期待を徹底的に排除すること、
ということになります。
もしかしたらまぐれで合格?
私だけうまくいっちゃうかも?
苦手な科目が今年に限って超簡単かも?
・・・そういうことは決してありません。

厳しいようですが、準備が足りていれば受かるし、足りていなければ受からないという、単純な話です。勝手に、ギャンブルや運を持ち出して、話を複雑にするのはやめましょう。
本番では準備したとおりの実力しか出せません、奇跡は起きません。不合格になって格好悪いのはあなたの事前準備の問題ですから、本番でどうしよう!って考えることではないのです。

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